シンプル学習プランナー LILABO(リラボ)のブログです。
「勉強はできるのになぜか英語だけできない」「基礎をちゃんと理解してないから使えない」と悩むTOEIC400以上のビジネスマンが絶対に知っておくべき英語情報をブログにしています。
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英語学習本を大量に買って読みふけった結果、多くの英語学習法に共通した7つの考え方があったので共有しよう、の回
世の中には様々な英語学習方法がありますが、正直こんなにあるとどれが正しいのかわからないですよね。
中野にある本屋さんに行くと学習方法の本だけでもこれだけあります。

年齢によっても学習方法は違うのでしょうし、性格や基礎学力、最終目的ややる気によっても違うのでしょう。
そもそもですが、アメリカ人やイギリス人であればどんな人でも英語を話すので、学習方法なんて必要なのかって疑ってしまいます。
いやいや、しかし、とはいえども、日本人の私たちにとって英語を習得することは難易度が高くて、TOEIC900超えても英語が話せない(東大生でも平均点は700点台)なんて話はよく聞きます。
そこで今回は英語の学習法についての本を大量に読んだ結果わかった「英語学習の7つの共通点」についてお話しします。
『まず初めに、あなたはどんな英語学習者ですか?』
学習方法について話す前にちょっと回りくどいのですが「誰に向けて話すのか」ということを明確にしておきたいと思います。
なぜなら私は、
「たった3語で英語は伝わる!」
「英語は1日5分でわかる!」
「中学英語でペラペラ話せる!」
といったものは、そもそも信じていません。
※タイトルは思いつきで書きましたが、もし実在するならすみません。
こういうのを期待している方はちょっと違う結論になると思うのでご注意ください。
ここではリラボが主に対象とする生徒と同じで、
「勉強はできるけど、なぜか英語だけができない。」
「これまで英会話レッスンや短期留学を受けてきたが、成長している実感がわかない。」
「自分の仕事や目標のために英語を学びたいけど、忙しいので無駄な時間は使いたくない。」
といった深刻な痛みを抱えている方です。
『英語学習本を大量に読んでわかった共通点』
有名な予備校の先生や話題の大学教授、英語スクールの創設者に海外の有名大学卒の講師、高校の英語の先生など様々なバックグラウンドを持った著者の本を読破したところ、大まかに7つの共通点が見られました。
共通点1 「高校卒業レベルの文法は必要」
共通点2 「単語は多ければ多いほどいい」
共通点3 「一つの教材を何回も反復しなければいけない」
共通点4 「英語は口に出さないとダメ」
共通点5 「いきなり実践はおススメしない」
共通点6 「英語学習は辛いので1年以下で目標達成せよ」
共通点7 「絶対にネイティブは目指さない」
意外に共通点がないのは「発音」についてでした。
発音は「良くしないと聞き取れない派」と「悪くてもいいからリズムの方が大切派」に分かれます。
特に目的がビジネスである場合は「発音にエネルギーと時間を費やすべきではない」という完全否定的な意見も見られました。
ただどんな発音擁護派の本であっても「頑張ればネイティブのようになれる」とは書いておらず、どんなに頑張っても限界があることが書かれています。
あと「インプットとアウトプットの割合」も著者によってバラバラです。
一番極端なのは「インプット8:アウトプット2」という意見でした。
ただ「アウトプットをインプットより多くした方がいい」というアウトプット中心派の意見は見られませんでした。
ではここからは共通点をサッと見ていきましょう。
共通点1 「高校卒業レベルの文法は必要」
世間で言われる文法不要論は一体どこの国の話なのか、っていうくらい文法は必要だという論調が強いです。
私も同じ考えなのですが、基本的に「大人と子どもの言語習得は違う」という考え方で語られています。
ネイティブの子どものように聞くだけで分かるというのはあり得ないと、これでもかってくらい強く論じられています。
どんな有名な教授でも講師でも「実は文法はよく分かっていません」なんて人はいないのですから当然ですね。
さらに文法は中学レベルで十分ということもあまり言われませんでした。
ただし大学受験レベルの細かい文法は必要ないという意見は多く、結果として「高校卒業レベル」の文法知識は必要だという結論になりました。
共通点2 「単語は多ければ多いほどいい」
中学レベルの単語で話せるほど英語は簡単じゃない、という意見が多数派です。
これも納得の話で、中学レベルの英単語とはわずか1,200語です。
1,200語はネイティブの小学生の単語数以下の語彙数で、大人は30,000語を駆使して会話や読書をします。
さすがに1,200語では対応できません。
また5,000語くらい単語を覚えても日常会話でさえまったく太刀打ちできません。
TOEIC900点や英検1級は10,000~12,000語が必要と言われており、さらに単語数が15,000語になると英字新聞や英語の記事を読んでいて苦痛が無くなると一般的に言われています。
子供向けの本だとしても10,000語近くの語彙数がないと辞書を引くのに時間がかかって読むことはできない、という意見は自分の経験から納得できます。
ただし10,000語はビジネスには必要ない上に時間が膨大にかかるので、限られたビジネス範囲で使うと考えて、5,000語~7,000語を目指しましょう。
※TOEICでいうと700点~800点くらいです。
共通点3 「一つの教材を何回も反復しなければいけない」
当たり前と言えば当たり前で1回では覚えられないので繰り返す必要があります。
なので1回きりの多読や多聴はいきなりやっても効果が低い、と論じられています。
※ただし中級以上(TOEICでいえば700点以上)なら効果があるという意見は多い。
では、何回やればいいのでしょうか?
回数を書いている書籍は少ないのですが、回数の記載があったものをまとめると、
「単語帳は10回以上」
「文法書・参考書は繰り返し読むのではなく、辞書のように疑問のたび引くようにする」
「その他、テキストなどの問題集は5回」
「公式問題集などのテストは3回」
が一般的ですね。
共通点4 「英語は口に出さないとダメ」
英語は口に出さなくてもいいという本は間違いなくこの世に存在しません。
むしろ音読だけで十分という本も有名な予備校講師が複数、さらに何十万部も売れた本でも書かれていました。
音読だけでという極端な意見さえも通ってしまう音読。
その中でも特に注目されているのが「シャドーイング」です。
※「オーバーラッピング」はシャドーイングの準備運動という立ち位置
どこもかしこもシャドーイング賛美です。
※シャドーイングについてはまた別に書きます。
でも実はシャドーイングは口から出せばいいわけではないですし、段階に応じてやり方が異なるので実践と継続が難しいトレーニング方法です。
ただし、回数に関してはこれまた意見はバラバラです。
5回というのもあれば1,000回というのもあります。
ただ個人差もありますが、最低20~30回が一般的な意見だと思います。
20~30回を最低ベースに個人で調整しましょう。
共通点5 「いきなり実践はおススメしない」
ここでいう実践とは、留学とか飲み会とかだけではなく「オンラインでのネイティブとの会話」や「映画を字幕なしで観る(たとえ子供向けだとしてもNG)」とか「多聴するために英語のラジオやポッドキャストの聞き流し」も含まれます。
多くの書籍で実践をおススメしない理由は、インプットなしに実践を行っても意味がないからです。
ネイティブの表現を学ぶとか真似るために実践の場に行くことは効率的ではないという意見が多く見られます。
インプットが曖昧なうちは実践を控えて蓄える作業を繰り返しましょう。
共通点6 「英語学習は辛いので1年以下で目標達成せよ」
英語は日々コツコツやることが習得のために重要、という意見は実は少ないです。
それよりも目標を定め、目標のために短期(最も短い場合で2か月、長くても1年~2年)で勉強を終わらせよう、と主張する書籍が多いです。
長めの意見もありますが、おおよそ1年以下で目標を達成することを勧めています。
この意見の理由としまして、英語は手段だからまずは時間と労力をかけるべきではないという意見が多く、英語学習の先にある「本来の目標」に向かうべきだと話しています。
またダラダラ勉強するよりも期間を決めて集中した方が成果の伸びが違うことはみなさんも経験から納得できると思います。
それに短期で基礎を身につけてしまえば、あとは実践と独学でも進めるということもあるのかもしれません。
共通点7 「絶対にネイティブは目指さない」
これは目指さないというより「目指したとしても達成できない」ということでした。
世間では「ネイティブのようにペラペラ」とか「ネイティブと楽しく会話」とかいろいろ楽しそうに言われますが、学習本の著者たちは全員苦労して長年鍛錬を重ねた結果、「ネイティブになれない」という結論に至っています。
※ネイティブになれないとは「我々が日本語を話すように英語を話すこと」という意味です。
注意してほしいのは、ネイティブは無理!ではなく、ネイティブを目指してたくさん英語に時間を割くよりも目的を明確にして早く夢を達成させましょう!ということです。
目的を達成してから、余裕があるならコツコツネイティブに近づけるように頑張っていこう、という感じの意見です。
『英語の学習本を大量に読んでのリラボ的結論』
英語学習本を大量に読んだ結果、得られた共通点をもう一度まとめると
共通点1 「高校卒業レベルの文法は必要」
共通点2 「単語は多ければ多いほどいい」
共通点3 「一つの教材を何回も反復しなければいけない」
共通点4 「英語は口に出さないとダメ」
共通点5 「いきなり実践はおススメしない」
共通点6 「英語学習は辛いので1年以下で目標達成せよ」
共通点7 「絶対にネイティブは目指さない」
という特徴がありました。
言われてみると当たり前のことが多いですし、新たな英語学習法に気づけたというよりも「そりゃそうだよね」と改めて納得する部分の方が多かったと思います。
それではなぜ(私も含めて)人は英語の学習法で悩むのでしょうか?
様々な理由が考えられますが、それは思うような結果がすぐに出なくて不安になるから、だと私は思います。
適切な方法で学習を続けられれば、だれでも成長はできるはず・・・だけどもっといい学習方法があると思って辞めてしまう。
適切な学習方法は本でもネットでもたくさん見つけることができる・・・だけど自分に合っているのか不安で違うものを始めてしまう。
一番大切なことは、自分を信じて学習の結果が出るまで続けることなんだと思います。
自分を信じて、グッとこらえてまた一歩先に進むことが本当は一番大切なことなんですね。
でも、そもそも未来の自分を信じられないと続けることができません。
というわけでリラボ的学習方法の結論は、
何よりもまず、あなたの力を信じてほしい。
ということです。
仕事が大変なのに勉強をした日々を、学習法を調べて工夫した努力を、初めはTOEICの点数が予想以下で傷つきながらも前に進もうとした強さを、信じてください。
これまでも仕事でもプライベートでも様々なことで結果を出してきたはずです。
英語も絶対に結果が出ます。
英語なんてたかが言葉ですから。
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