英語学習コンサルタントLILABO(リラボ)のブログです。
勉強はできるのに英語だけができない、英語はフィーリングじゃなくて理解して進みたいと思うTOEIC400~800点くらいの方が絶対に知っておくべき英語情報をブログにしています。
リラボ ~理系脳のための英語学習~ https://www.lilabo.jp/
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全然勉強が続かない英語難民へ。挫折しない英語学習に必要な心理学の理論があります!
英語の勉強に身が入らなく集中が続かない!
なんとか勉強しようとしても身体が机に向かうことを拒絶する!
ちょっと頑張ったら「今日くらい休んでいいよね?」って甘えちゃう。
今日は英語学習を継続させるためにリラボで使っている心理学の理論を説明したいと思います。
『ポジティブ心理学を使って英語をアップデート!』

英語に限らず新しいことを学ぶということはなんであれ辛いものです。
趣味の英会話は楽しいとか、外国人へのボランティアは面白いという人もいますが、楽しい英語に共通しているのは全てアウトプットだということです。
そうです、アウトプットは楽しいんです。
野球もサッカーもそうです、試合は楽しいんです。
しかしインプットはどうでしょうか?
一日1000回素振りする。
ひたすらランニングして基礎体力を身につける。
フォーム固めのために本を読む。
などなど。
あんまり楽しそうじゃないですよね。
膨大な反復によるインプットがあってこそ初めて効果的なアウトプットが発揮できます。
英語も同じです。
ひたすら単語を反復し、文法書を何度も読み返してアウトプットの場に立てます。
辛いですよね。
当然と言えば当然ですが何事も突き詰めようと思えば楽しい面と苦しい面があるんですよね。
英語が辛い!
と思ったなら、英語を突き詰めようと本気になった証拠だと思うので偉大な第一歩ですし、できることならこのまま継続して前に進んでいってほしいです。
というわけで、英語の勉強が続かない理由はたくさんありますが、それを解決する方法論も実はたくさんあります。
その中でも私が一番信頼を置くポジティブ心理学を使った理論、「フロー理論」を使って英語学習をアップデートさせましょう!
『フロー理論ってなに?』

フロー理論はアメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイによって提唱された心理学の理論です。
この理論は「暴走族がなぜ暴走するのか」ということを研究した論文にも使われている「暴走族の理論」としても有名です。
暴走にのめり込むことができるんですからこの理論を使えば英語にももっとのめり込むことができますよね。
※ちなみに映画化もされた有名な小説「ビリギャル」でもこのフロー理論をベースに学習が計画されていると述べられていました。
でも理論というと理解するのが難しい感じがしますね。
ただ実体験を思い浮かべてもらえば「アレのことか!」と納得してもらえると思うので、まずはフロー状態になった時の例をお話します。
例えば、あなたは趣味のカラオケを友人と行ったとします。
友人は歌が上手くないので「早く終わらないかなぁー」なんて時間が気になってしまいます。
時間の流れが遅く感じられる・・・。
しかし、自分の番になったとたん状況は大きく変わります。
あなたは歌をうまく歌おうと集中し始め、歌詞に込められた想いを歌声に乗せて歌いきります。
友人の時に感じていたような時間の経過とは違い、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
全力で歌い切った後は疲労困ぱい(1曲じゃなかなかこうはなりませんが)ですが、なんだか圧倒的な充実感も同時に込み上げてきます。
このカラオケにのめり込んでいる瞬間の心理状態、これがフローです!
例え話はカラオケでしたが、スポーツの世界では「ゾーン」なんて言われていまして、100回の練習も一回の本番には敵わないなんて言われるほど集中力が高まっちゃうこの瞬間の人間の状態を「フロー状態」と言うんですね。
時間の経過があっという間に感じ、自我は消え失せ活動と一体となり、終わった後は充実感で胸がいっぱいになります。
フロー状態になるときはどんな要素が関係しているのか、どんな人がフローになりやすくてその結果そんな心理的な変化が現れるのか、こんなことをまとめたのが「フロー理論」です。
『暴走族ものめり込むフロー理論は英語学習に応用できるのか?』
私が思うフロー理論のスゴイ所は単に「没頭した状態ってすごいよね」で話を終わらせなかった点です。
フロー状態は人間の成長に関係しているのではないかと考え「発達モデル」まで組み立ててしまったことがスゴイのです。
とにかくまずはフロー状態になる条件をみてみましょう。
フロー理論ではフローになる条件を以下の3つにまとめています。
①活動の目標が明確であること
②挑戦と自分のレベルのバランスがとれていること
③すぐにフィードバックが得られること
一個一個説明すると長くなってしまうので、英語学習を具体例にして見てみましょう。
これまでなんとなく英語を勉強してきたあなたは全然英語が身に着いた感じがしません。
なんとなく時間はとっているけど、とりあえず英語を見ているだけになってしまってつまらなくなっています。
そこでフロー理論を使って学習をアップデートすることにしました。
フローになるための条件は3つあったのでそれに沿って単語を暗記しようとすると・・・
①30分で100個の単語を暗記する目標を立てる(明確な目標)
②これまでは単語の暗記は100個で40分かかっていたので、30分はほどよくレベルの高い挑戦(挑戦と能力のバランス)である
③単語1個当たりの暗記時間を計算すると1単語20秒だったので、ストップウォッチで時間を確認しながら勉強することにする(即座のフィードバック)
すると目標が明確なので時間内に終わらせられるように英単語を暗記し始めます。
50語を終えたところであと10分しかなくてヤバい!もっと集中し始めます。
でも暗記できなければ早くても意味がないので、短期で覚えられるように脳の使い方を最適化していきます。
あーーーーー、っという間に7語を残して時間になってしまいました。
と、こんな感じで条件を整えてあげるとフローになりやすいのです。
これは英語の様々な学習に応用できます。
漫然と勉強するのではなく自分の課題を定めた上で、自分のレベルに合った長文を時間内に読む、解釈と合っているのか日本語訳と比べてみる、といった一段深みを持った学習ができるようになります。
しかもフロー状態は達成した後に強い充実感が得られるのですから最高ですね。
『熱中するだけじゃない!フロー理論を使っていくつになっても成長する人間力も身につける!』
フロー状態の基本がわかったところで、さらにフロー状態になることが人を成長させるという「発達モデル」を下で確認しましょう。
フロー状態は「没頭して充実感が得られて良いことだ」というのではなく、学習において重要なサイクルを回すキーになっていることが分かっています。

図だけだと分かりにくいかもしれないので説明をしますね。
人は簡単な挑戦だとすぐに飽きてしまいます(AーB)。
よってより充実感を求めて高いレベルの挑戦をします(BーC)。
そして挑戦のレベルを上げると自分の能力のレベルが上がります(C)。
自分の能力のレベルが上がると今までの挑戦は低いレベルの挑戦になってしまいます(C-D)。
だから同じことをやっているはずなのにフローにはなりません。なのでより充実感を求めて再度挑戦のレベルを上げるのです(D-E)。
つまり、高いレベルの挑戦(楽しい)→自分の能力がレベルアップ(楽しい)→挑戦に慣れてくる(退屈)→もっと高いレベルの挑戦(また楽しい)→もっと自分の能力がレベルアップ(また楽しい)→やっぱり挑戦に慣れてくる(退屈)→もっと高い挑戦を・・・・
という階段を登るように成長ループが無限に出来てきます。(実際は無限ではなく限界はあります)
単語が30分で100個覚えられるようになれば、次はもっと大きな達成感を求めて30分で150個、30分で400個・・・と成長していくものなのです。
これがフロー理論における「発達理論」です。
学習にフロー理論を取り入れることで学習の質も量も大きく変化します。
ぜひフロー理論をどうやって取り入れるのか考えて学習計画を立ててみてください。
最後に注意になりますが、フロー理論が学習理論の中で完璧な理論というわけではありません。
人がフローになるのには他にも様々な外的要因があったりします。
まただれでも簡単にフロー状態になれるわけではありません。
しかしリラボではフロー状態になるための様々な工夫をしています。
でももっとフロー理論について知りたい方、フロー理論で自分の学習をすぐにアップデートしたい方への無料カウンセリングがあります。
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