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たった一枚で解かる準動詞文法マップを公開!TOEICで必要な最低限を5分でキャッチアップ!
生徒さんから文法の質問を受けることが多くなってきました。
みなさん難しいと思うところにはある程度の共通点がありまして、時制だと完了形だったり、文型なら第5文型であったりします。
そんな中でも特に多く苦手だと聞くのが「準動詞」です!!
・・・準動詞??
なんだっけ??
という感じですよね。
カンタンに言うと準動詞とは「動詞のカタチを変えて、動詞以外の役割にしたフェイク動詞」のことです。
見た目は動詞なのに、動詞の役割は果たさない・・・それが準動詞です。
どんなものがあるのかというと①To V(不定詞)②Ving(現在分詞)③Vp.p(過去分詞)の3つです。
例:to eat(不定詞) eating(現在分詞) eaten(過去分詞)
この3つを習うだけで通常高校では2か月かけます。
その2か月をたった1枚のマップにしたので、マップとともに準動詞をクリアしていきましょう。
『TOEICで必要な準動詞の大切なところだけキャッチアップ』
まず黄色の帯を見てください。
準動詞は「不定詞」と「分詞」に分けて授業をすることが多いです。
ですが、これを分ける意味はあまりありません。
要は「to V」「Ving」「Vp.p」の3つがあって、それが「名詞」「形容詞」「副詞」の3つの役割を果たしますよ、ということです。
この「to V」「Ving」「Vp.p」が準動詞で、本来動詞は「Vする」という意味なのに準動詞は「名詞」「形容詞」「副詞」になります。
それを表にしたものが今回のマップです。
『まずはTOEICに必要な名詞パターンから攻略!』
名詞で注意してほしいことは緑の枠でくくってある部分です。
To VとVingは同じ「すること」と訳しますが、ちょっと使い方が違う点に注意です。
ちなみに学校英語で不思議な点ですが、青の枠で囲ったようにVingの名詞パターンは「動名詞」という違う文法項目で教えます。
これは分かりにくいですね。
準動詞Vingの名詞パターンだ、と言ってくれれば分かりやすいんですけどね。
話は緑の枠に戻りますが、To VとVingは訳は同じでも使い方に違いがあります!
同じ「Vすること」という訳でも動詞の目的語になるかならないかで違いがあります。
たとえば「finish」は「Ving」しか目的語にできません。
反対に「decide」は「to」しか目的語にしません。
こんな風に動詞によって「Ving好き」と「toV好き」で分かれてしまうんですね。
どの動詞が何と相性がいいのかはTOEICでも問われますので、ここでは少し長くなってしまうので説明しませんが覚えておきましょうね!
気になる方は「動名詞 メガフェプス」とか「動名詞 目的語」とかで調べてみましょう。
『続いてTOEICに必要な形容詞パターン』
形容詞パターンということは名詞を説明するために必ず名詞とセットになります。
よく見るとそれぞれ訳が少しずつ違いますね。
これはそれぞれが持つ特性、つまりVingなら「Vしている~」Vp.pなら「Vされた~」が影響を与えていますが、進行形や受け身を知っているみなさんにとっては何となくわかると思います。
でもto不定詞だけはちょっとニュアンスが複雑だったりします。
今回の表には「Vするための~」と書きましたが実はちょっとそれでは対応できない文章が出てきます。
ここだけ複雑になってしまう理由にto不定詞は意味にmustとcanとshouldのニュアンスが加わることが多いということがあります。
たとえば・・・
The man to help you is Mr. Johnson.「君を助けることができる人はジョンソンさんだ」
I’ve got letters to write tonight. 「今夜、書かなければならない手紙があります」
「できる人」とか「書かなければならない手紙」とかcanやmustのニュアンスが加わってますよね。
こんな風にto不定詞だけは「Vするための~」だけではないことを頭の片隅に置いておいてください。
『最後にTOEICに必要な副詞パターンで攻略!』
最後の副詞パターンが一番複雑です!
そもそも副詞って何?という人はまたまとめますが、今は簡単に「追加情報」だと思ってください。
たとえば、買い物に行く「理由」や「時間」に「条件」や「場所」などこういうものが「追加情報」です。
動詞のカタチを準動詞のように変えるだけで追加情報をつけたすことができます。
しかしそれがちょっと複雑なのです。
たとえば右上のtoVに関しては注意として「4つのパターンがある」ってなってますよね。

まずはここから例文をみて大まかに理解していきましょう。
① She drove to the airport to meet her husband.「彼女は夫を迎えるために空港へ車を走らせた。」
② I was very glad to get a present from her.「私は彼女にプレゼントをもらってとてもうれしかった。」
③ She was lucky to find such a nice apartment.「そんなすてきなアパートを見つけるなんて,彼女は幸運だった。」
④ She grew up to be a great scientist.「彼女は成長して偉大な科学者になった。」
アンダーラインがto不定詞に当たる部分ですが全部訳が違いますね。
これはto不定詞がもつ「到達」のイメージが日本語にするとそれぞれ違う訳され方をするからです。
はじめのうちは「ために、ので、なんて、した」とリズムで覚えてしまって、後で音読や発話をすることで感覚まで落とし込んでいった方がいいと思います。
続いてマップのオレンジ色の枠をみると分詞構文という風に書いてありますね。

そうです、分詞構文とは「準動詞の副詞パターン」のことをいうのです。
全然違う文法事項だと思っている人が多いと思います。
なぜこんな分け方を学校ではするのか私は分かりませんが、とにかくそういうことです。
この分詞構文は簡単にいうと「2つの文を一つにするための表現技法」のことです。
主に同時に起きていることに「同時に起きているんだから1文にまとめよう」という感じで使われます。
※単純化した説明なので文法に詳しい人で質問がある方は直接ご質問ください。
He was lying on the bed, listening to the music.
「その音楽を聴きながら,彼はベッドに横になっていた。」
上の例でいえば
He was lying on the bed. + He listens to the music.
ということですね。
同時だから1つにしてしまう方法です。
受け身の場合だと・・・
Left alone in the room, she felt lonely.
「部屋に一人残されて,彼女は寂しくなった。」
で、何が2文なのかといえば・・・
She was left alone in the room. + She felt lonely.
ということですね。
2つの例をみると「listening」「left」と文が分かれていますがこれが分詞構文で、「音楽を聴いて~」とか「残されて~」といった感じに訳されます。
訳は実はもっと複雑なのですが「そして、」または「~して、」といった風に軽く訳することをおススメします。
『準動詞マップのまとめ』
準動詞はtoV, Ving, Vp.pの3つがあって、それぞれ名詞パターン、形容詞パターン、副詞パターンの3つの役割があることが分かりました。
それぞれこまかな注意点はありましたが、大まかな理解としてはマップに書いてあることが理解できればいいと思います。
でももっと準動詞について知りたい方、準動詞の細かいところが分からない方への無料カウンセリングがあります。
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