イングリッシュカーストをぶっ壊す。
キーワード:イングリッシュカースト、下位カーストの日本人、目標に挑戦
英語にはカースト制度のように生まれながらにして社会階級が決めれていることをご存知でしょうか?いや、正確に何か規定されているわけではないので100%偏見なのですが、僕は強く感じることがあります。例えば、ネイティブスピーカーの会話を聞いて憧れたり、バイリンガルの知り合いを羨ましく思ったり、皆さんも一度は抱いたことのある感情ではないでしょうか?
羨ましい!なら良いのですが、そんな人たちと自分を比較して自己否定したり、恥ずかしくて全く話せなくなったり、弊害も生まれやすいものです。今回はそんな英語版の社会階層のようなイングリッシュカーストについて、完全な偏見でお話ししたいと思います。
当然イングリッシュカーストの頂点に立つのはあの人たち
もちろんトップに着くのは英語のネイティブスピーカーたちです。圧倒的な英語運用力を持つネイティブスピーカーは、ほぼ神と同等の存在です。
・使いこなす語彙数は30,000語以上 ※日本の高校生は5,000語なので6倍
・話すスピードは1分間で160語以上 ※日本の高校生は110語なので1.5倍
・読むスピードはさらに上がって200語以上 ※日本の高校生は120語なので1.5倍
ネイティブに次ぐカーストはあの人たち
次いで上位にいるのがバイリンガルです。バイリンガルは帰国子女のパターンと両親がネイティブのパターンに分かれます。日本語も英語も話せるのでネイティブスピーカーよりもスゴいように思えますが、英語だけをとれば英語専門職のネイティブには敵わないと個人的に思っています。ただし、日本国内では無敵の階級にいます。
・偏差値上位の有名大学に進学
・日常会話は完璧、英語で議論も可能
・実際はネイティブスピーカーとの差は分からない
続いての上位カーストはこの人たち
第二外国語が英語の国の人たちです。ESL(第二外国語としての英語)を使いこなすのはドイツやフィンランドなどのヨーロッパ諸国だけではなく、フィリピンやシンガポール、インドなど英語が公用語のアジア諸国の人たちも入ります。
・初めてのTOEICが950点以上 ※日本人の平均点は560点
・ネイティブスピーカーとの会話で困ることなし
・3か国語以上のトリリンガルやマルチリンガルも多い
中位カーストでついに日本人の登場!
長期で海外留学経験のある人たちです。3年以上英語圏の大学に在籍して、卒業しています。学校で高度な英語のやり取りを行わなければならないので(大学なら論文も)英語運用能力は非常に高いです。
留学経験が短かったとしても、幼少期から英語に慣れ親しみ、短期の留学を繰り返している場合もここに入ることがあります。なんにせよ、純ジャパにとって憧れのイングリッシュカーストです。
・英語の資格は最上位(TOEIC900後半や英検一級、TOEFL90オーバーなど)
・海外の高校や大学を卒業
・海外で勤務することも可能
ココも憧れの中位カースト!
短期留学経験者でかつ帰国後も相当のトレーニングを積んだ人たちです。留学をしていなくても長年の努力と環境を整える工夫で頑張っている人はここに属します。発音やアクセントは独学で習得し、常に英語に触れられるようにインプットもアウトプットも日々コツコツと努力しています。
・大学は英語や国際関連の学部
・幼いころから英語が好きで、家族も協力的
・外国人と話すことが好きで、海外に友人が多くいる
ここからが下層カーストです
そしてここが英語における下層カーストです。それはたぶん一般的な日本人の英語学習者です。これから英語を勉強する人はここに当てはまることが多いでしょう。
英語に強いコンプレックスがあり、単語は分からないし発音も苦手で、人前で英語を話すことが恥ずかしい人が多いと思います。そんな人たちはこんな思いをしてきたのではないでしょうか。
・仕事は優秀なのに英語が話せないだけで会社の評価は上がらない。
・夢も目標も明確に持っているのに英語が話せないから挑戦ができない。
・これまで勉強もできたし努力もしてきたのに英語は何度も挫折してしまう。
下位のイングリッシュカーストだから次のステージへ進めないでいる人はたくさんいると思います。
ただ僕は、留学経験がなくても、十分な時間がなくても、どんなに英語に自信がなくても、下位カーストの人が上位カーストに立ち向かって超えていく姿にシビれます。どんなに英語が話せなくても世界一カッコいいと本気で思います。
イングリッシュカーストは幻想
これまでここまでカースト、カースト、カースト・・・と話してきましたが、イングリッシュカーストとは、下位カーストの人たちの幻想に過ぎません。多くのネイティブスピーカーやバイリンガルの人たちはこんなカーストは感じていないでしょう。だから彼らは「もっと英語を使おう!」とか「恥ずかしがることはないよ!」と下位カーストを励ましてくれます。
でも下位カーストの人間にとって、上位カーストの前で英語を話すことは罰ゲームのように感じてしまいます。イングリッシュカーストという幻想が見えてしまっているので仕方ありません。見えてしまうのだからイングリッシュカーストは(少なくとも僕の世界の中では)あるんですよね。
それでも・・・
英語を話せるようになって、自分の可能性を広げたい!
世界で活躍することで、理想の自分に近づきたい!
海外の友人をたくさん作って、自分の人生を豊かにしたい!
という強い願いを持って頑張ってます。最高にカッコイイです。
リラボは、このような人たちをサポートできるサービスにしていきたいし、なるべきだと思っています。それ以外にリラボの存在価値はないです。
上位カーストに近づけるように頑張って、実際に上位カーストに近づけば必ずイングリッシュカーストはぶっ壊れます。くだらない囚われから解放されます。さぁ、これから一緒にイングリッシュカーストをぶっ壊しましょう!
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